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私事で忙殺され悩み多く、しばらくお休みさせて頂いて申し訳ございませんでした。

『「ちづるのひとりごと」毎回楽しく見てますよ。これからも頑張って!』

というお客様の励ましのお言葉を思い出し、プロ根性に欠けていると情けなく、
悔しくも思いながら、2ヶ月間どうしても前向きになれませんでした。
ゴメンナサイ。

そんな時、教育テレビの「にほんごであそぼう」(8:00〜8:10)をフトしたきっかけで見るようになり、これが面白く、毎朝の小さな楽しみでした。
コニちゃん(元小錦関)と陰陽師を演じた野村萬斎さんが、コミカルな味を出して「方丈記」や「花伝書」、与謝野晶子、中原中也などの一説にリズムをつけて、お子さん達に親しんでもらう事を目的とした番組のようですが、十分大人も楽しめるんですネ。その中で最近「孔子」を取り上げていて、その「論語」の一説を改めて思い返してみました。

   子曰く、吾十有五にして学に志す。
   三十にして立つ。
   四十にして惑わず。
   五十にして天命を知る。
   六十にして耳順う。
   七十にして心の欲する所に従うて、矩をこえず。

「孔子」のように、三十歳で精神的・経済的に独立したり、四十歳で人生問題に惑いがなくなるなんて、私にはとてもできませんが、ただこの天命にはいつの頃からか「そういうものがあるのだろうな。」と思っていました。

そして今、私のような凡人には、「五十歳で天から与えられた使命の何たるかを知る。」という大それた事はできませんが、私の人生の中で天から与えられた使命がある事に気づき、それを素直に受け入れ努力する事。その大切さを「論語」を読み返し「孔子」は教えてくれました。

「孔子」は十年ごとに思想が変化し、会得していったものが大きくなって います。七十歳になって修養が完成していると、自分の心のままに行動しても 人の道を踏み外す事はなくなったといいます。
人生には誰にでも節目があります。五十歳には遠いけど、私の人生も「天命を知る」事によって、第三章の始まりです。
そして七十歳になったら、惑う事なく第四章の人生が始められたらよいと思う事ができるようになりました。

と、ここまで書いて読み返し、気づいたのですが、前回御紹介した原田氏のお宅へ県立歴史博物館の専門学芸員の方と9月に再度伺って、倉庫を拝見させていただいた折、入り口に孔子様の像があって、原田氏が熱心に説明されていたのを思い出しました。その時は、何気なく拝聴していたのですが、これも又一つの導きだったのかもしれません。

昨日テレビで田中真紀子氏が出馬表明で「天命」という言葉を偶然にもおっしゃっていました。真紀子女史も「日本語であそぼう」のファンかな(笑)

「下は人事を学び上は天命を達る」(本朝文枠一)

ちづる 名前: ちづる
生年月日: 年齢不祥(ということにしておいて)
趣味: パチ○○(大きな声じゃ言えないが)
好きな食べ物: お寿司・ライチ(楊貴妃が好んで食べたから)
好きな時間: 仕事が終わってビールを飲む時
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